マイクラ統合版(PC)の新しくなったデータ保存場所

はじめに

先日、マインクラフト統合版が 1.21.120 にアップデートされました。このアップデートにより、Windows ユーザー(PC版)のみゲームのビルドが変更され、ゲームデータの保存場所が変更されています。

この記事は、主にマイクラ統合版のアドオン制作を行っているクリエイター向けの技術的な内容となりますが、ご興味のある方はぜひご覧ください。

新しいセーブデータの保存場所へのアクセス方法

Windows版では、以下の手順で新しい保存場所にアクセスできます。

  1. Windowsキー + Rキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。
  2. 開いたウィンドウの入力フィールドに、以下の文字列をコピーして貼り付け、OK ボタンを押してください。
%appdata%\Minecraft Bedrock

すると、エクスプローラーが開き、以下の画像のようなフォルダが表示されると思います。

ここが、マイクラ統合版1.21.120から使われる新しいゲームのセーブデータの保存場所です。

ワールドデータとアドオンデータ(+α)

先ほど開いたフォルダの中に📁Usersがあるはずです。この中に、各ユーザーのデータが保存されています。

📁Usersを開くと、通常、2つ以上のフォルダが存在します。

アカウントごとのデータ分離

統合版1.21.120からは、Micrsoftアカウントごとにワールドデータやスキンパックなどを分離して保存できるようになりました。

これにより、例えばアカウントAにサインインしている時に作成したワールドは、アカウントBでサインインしている状態では表示されない、といった管理が可能になります。

  • 📁[長い数字の羅列]:Micrsoftアカウントごとに保存されるデータが、この中に保存されます。
  • 📁Shared:すべてのアカウントで共通で利用されるデータがここに保存されます。

クリエイターへの影響

デフォルトでは、アドオンの開発用のデータ(development_○○)は、📁Sharedに保管されるようになっています。

アドオンを制作する際は、📁Shared内の📁development_resource_packsや📁development_behavior_packsを利用することになります。

※なお、マーケットプレイスから購入したコンテンツは、別の場所に保存されます。